3日の東京株式市場は、日経平均株価が2営業日連続で値下がりした。終値は前日より157円77銭(0・69%)安い2万2707円38銭。東京証券取引所第1部全体の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)は15・04ポイント(0・87%)低い1720・31。出来高は10億8千万株。
前週末の米国株式市場でダウ工業株平均が下落した流れを受け、日経平均は45円安で取引を開始。北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉で米国とカナダが合意できなかったことへの警戒感から積極的な買いが入らず、日経平均はその後、下げ幅を広げた。円高傾向が進んだことや中国などアジア市場の株安も相場の重しとなった。
SMBC日興証券の太田千尋氏は「米国の通商問題で新たな材料がなく、買いが手控えられた。米国市場が休場のため、商いも薄かった」と話した。(大和田武士)