6日未明に起きた北海道胆振地方を震源とする地震で、金融機関にも影響が出ている。北海道最大手の北洋銀行は午前10時時点で、道内170店舗のうち60弱の店舗が自家発電で営業している。約100店舗は電気が通じていないが、一部には緊急で窓口対応している店舗もあるという。現金自動出入機(ATM)の稼働状況は、把握できていないという。
【災害INFO】地震が起きたときに役立つ情報など
北海道で震度7、道内の被害状況は
北海道銀行は午前10時20分時点で、全140店舗のうち停電などの影響で営業できているのは27店舗だけだ。ATMも、大半が動いていないという。
札幌や函館など道内5地域に支店を展開しているみずほ銀行は、自家発電で各支店の営業を始めた。ただ、午前10時時点でみずほ証券の札幌支店に電気が通じておらず、営業できていない。
三菱UFJ銀行と三井住友銀行は、ともに札幌に1支店があるのみで、通常通り営業を始めている。ただ、両行が道内に持つ複数のATMが停電で止まっているという。