東京・武蔵野の森総合スポーツプラザで開かれているバドミントンのダイハツ・ヨネックスオープンで、北海道で起きた地震や7月の豪雨災害の被災地への義援金を募るチャリティーオークションが15日に始まった。国内外のトップ選手がサイン入りのユニホームなどを出品。企画を発案したのは、東日本大震災の影響を間近に感じてきた日本のエースだった。
「桃田選手が、なにかやりたいって」
女子シングルスで3年ぶりに決勝に進んだ奥原希望(日本ユニシス)が準決勝の試合後、チャリティーオークションを企画した同学年の選手の名前を明かした。
15日の準決勝と16日の決勝の2日間にわたるオークションは男子シングルスの桃田賢斗(NTT東日本)の発案で決まったという。国内選手のみならず、奥原らのライバル、シンドゥ・プサルラ(インド)にも選手たちが頼んでサインを書いてもらった。15日は桃田や山口茜(再春館製薬所)のユニフォームなどが出品された。
「ほとんど(仕事は)奥原に任せちゃったんですけどね」と苦笑いした桃田はその思いについて語った。
「震災で、自分もそういう思いをしたので」
桃田は福島・富岡高時代に東日…