レスリング世界選手権(9月、カザフスタン)の代表選考プレーオフは6日、埼玉・和光市総合体育館で五輪実施の6階級があり、女子57キロ級で五輪5連覇をめざす伊調馨(ALSOK)は、リオデジャネイロ五輪63キロ級金の川井梨紗子(ジャパンビバレッジ)に敗れ、世界選手権代表を逃した。川井は世界選手権で銅メダル以上なら東京五輪代表に内定する。
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五輪実施階級は男女3スタイル全18階級で12階級はすでに代表が内定。プレーオフは昨年12月の全日本選手権と今年6月の全日本選抜選手権で優勝者が異なる男女6階級で行われた。
伊調が昨年10月に実戦復帰して以降、両者の対戦成績はこの試合前まで川井の2勝1敗だった。昨年末の全日本選手権の1次リーグは川井が勝ったが、決勝は伊調が残り10秒から3―2で逆転勝ち。今年6月の全日本選抜選手権決勝では川井が6―4で逃げ切っていた。