日本代表選考会で1位だった選手が、男女とも「補欠」に? 日本ボート協会は6月の国内合宿で、東京五輪出場権がかかる世界選手権(8月、オーストリア)に出場する男女のクルー候補を決めた。男女とも、3月の代表選考会で1位だった選手が外れた。そこには、この競技ならではの特性がある。
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男子は選考会3位の池田裕紀(トヨタ紡織)と4位の西村光生(アイリスオーヤマ)が、日本が五輪出場枠獲得を狙う軽量級ダブルスカルの代表となった。「2人のコンビネーションで(選考に)勝てました」という池田の言葉がすべてを物語る。
3月に行われた選考会では、1人乗りのシングルスカルでレースが行われ、男女とも上位4選手が代表候補になった。現在、国内で最も速くこげる選手たちということだ。
ただ、日本が重視するのは2人…