3日の東京株式市場は、日経平均株価が4営業日ぶりに値下がりした。終値は前日より159円66銭(0・66%)安い2万4110円96銭。東京証券取引所第1部全体の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)は21・30ポイント(1・17%)低い1802・73。出来高は14億6千万株。
日経平均は9月中旬から急ピッチで上昇傾向を続け、前日まで2日連続で今年最高値を更新していたが、この日は利益を確保するため、自動車や食品、情報通信など幅広い銘柄で売りが先行した。SMBC日興証券の太田千尋氏は「スピード違反気味の値上がりに対するスピード調整」と話し、上昇傾向が続く上での「一服感」との見方を示している。(和気真也)