9日の東京株式市場で、日経平均株価は4営業日連続で値下がりした。終値は前週末の終値より314円33銭(1・32%)安い2万3469円39銭。東京証券取引所第1部全体の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)は31・53ポイント(1・76%)低い1761・12。出来高は15億6千万株。
前日の中国市場での株安などを受け、日経平均は233円安で取引を開始。円高傾向となったことから輸出企業の業績悪化の懸念が出て、自動車や電機などを中心に売られた。下げ幅は一時340円を超えた。
日経平均の下げ幅はこの4営業日で約800円に達した。SMBC日興証券の太田千尋氏は「今日の下げが、このところの急騰のスピード調整の範囲なのか、下げ相場に入るのか。あすの市場動向が注目される」と話した。(大和田武士)