19日の東京株式市場は、日経平均株価が2日連続で値下がりした。終値は前日より126円08銭(0・56%)安い2万2532円08銭。東京証券取引所第1部全体の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)は11・79ポイント(0・69%)低い1692・85。出来高は12億8千万株。
前日のニューヨーク株式市場では、サウジアラビアの記者殺害疑惑をめぐって米国とサウジの関係が悪化するとの懸念から大きく値下がりした。その流れを受け、東京市場も朝方は全面安で取引が始まり、下げ幅は午前中に一時400円を超えた。
一方で、同日発表された中国の2018年7~9月期の国内総生産(GDP)が、市場予測を下回ったものの「市場に悪い驚きは与えなかった」(SMBC日興証券の太田千尋氏)と言い、上海や香港の株式市場などがそろって値上がり。東京市場も買い戻しの動きが広がり、終盤に下げ幅を縮めた。(和気真也)