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日経平均、一時400円超下げ 中国・サウジ問題を警戒

19日の東京株式市場は、前日の米ニューヨーク株式市場が大きく値下がりした流れを受け、日経平均株価が前日終値より300円以上値下がりして取引が始まった。午前中には一時、下げ幅が400円を超えた。米中貿易摩擦やサウジアラビア問題などへの警戒感から、世界の株式市場で不安定な値動きが続いている。


午後1時時点の日経平均は269円10銭安の2万2389円06銭。東京証券取引所第1部全体の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)は19・61ポイント低い1685・03で、いずれも前日に続いて下落している。中国景気の後退を警戒し、電子部品や工作機械など中国ビジネスに絡む銘柄の下げ幅が大きい。


18日の米ダウ工業株平均の終値は前日比327・23ドル(1・27%)安い2万5379・45ドル。サウジの記者がトルコで殺害された疑惑をめぐり、ムニューシン米財務長官らがサウジの投資イベントへの出席を取りやめるとの報道で株安が加速。下げ幅は一時、470ドルに達した。


ハイテク株中心のナスダック市場の総合指数も大幅に下落し、157・56ポイント(2・06%)低い7485・14で引けた。(江渕崇=ニューヨーク、和気真也)


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