名古屋税関が発表した9月の管内輸出額(速報)は前年同月比1・3%増の1兆6485億円だった。金属加工機械や自動車部品の伸びが続いており、増加は20カ月連続だった。
自動車の輸出額は7・8%減の4676億円で14カ月ぶりに減少に転じた。米国や欧州向けの輸出が減ったことが響いた。主な要因は生産拠点が管外に移ったためで、現段階では「通商摩擦の影響とは見ていない」(名古屋税関)という。地域別では、中国を含むアジア向け輸出が9・7%増の6507億円と引き続き好調。米国向けは6・3%減の4252億円と3カ月ぶりに減少に転じた。
輸入は燃料価格が上がった影響で、18・4%増の8846億円だった。
同日発表した2018年度上半…