北九州市若松区と戸畑区を結ぶ有料道路「若戸トンネル」で保管していた受領回数券約1500枚(約15万円分)が、行方不明になっていることがわかった。管理する市道路公社が24日発表した。盗まれた可能性が高いとみて調べている。
公社によると、記録より保管数が少ないのは8、9月の乗用車(100円)の回数券。料金徴収は、委託業者の収受員が行っており、交代時に計数機で集計し再利用できないよう回数券に穴を開けている。券の枚数は日報に記し、撮影して記録される通行台数と照合のうえ保管、処分していた。公社は、現時点でどこで不正があったかわからないが、回数券に穴を開ける前に抜き取られた可能性もあるとみている。
9月末に「回数券の数を収受員がごまかしている」との通報があり、調査で判明。同じ業者に委託している若戸大橋も調査する。(井石栄司)