米IT大手のアマゾンとグーグルが25日、それぞれ2018年7~9月期決算を発表した。アマゾンの純利益は、前年同期の11倍の28億8300万ドル(約3230億円)となって過去最高益を記録し、グーグルも増収増益だったが、いずれも市場の事前の業績予測を下回り、同日の夜間取引で株価が下落した。
アマゾンの7~9月期決算は、企業顧客向けのサービス「アマゾン・ビジネス」が好調で、売上高は前年同期比29%増の565億7600万ドルに上った。ただ、事前の市場予測を下回ったことで、同社株は25日の夜間取引で8%程度下落した。
グーグルの親会社であるアルファベットの7~9月期決算は、携帯向けの検索事業などが好調で、売上高は前年同期比21%増の337億4千万ドル、純利益は36%増の91億9200万ドルだった。売上高が市場予測に届かなかったことで、同社株はその後の夜間取引で、4%程度下落した。(サンフランシスコ=尾形聡彦)