週明け29日のニューヨーク株式市場は、米中貿易摩擦への警戒感が再び強まるなどし、大企業でつくるダウ工業株平均が続落した。下げ幅は一時、566ドルに達した。終値は前週末比245・39ドル(0・99%)安い2万4442・92ドルだった。
ダウ平均は前週に大幅下落となった反動から、午前中に350ドル超も反発する場面があった。だが、11月に予定する米中首脳会談がうまくいかなかった場合、米トランプ政権は中国からの全輸入品に高関税を課す方針だと伝わるなどして、市場心理が冷え込んだ。1日での値動きの幅が900ドルを超える荒い展開となった。
ダウ平均を特に大きく押し下げ…