ドーピング検査で陽性反応を示した競泳男子の2009年世界選手権金メダリスト、古賀淳也選手(31)=第一三共=に対し、国際水泳連盟が4年間の資格停止処分を正式に通知したことが30日わかった。所属の第一三共によると、通知は25日付。関係者によると、古賀選手は処分を不服としてスポーツ仲裁裁判所に申し立てる意向を示しているという。
古賀選手は5月の記者会見で、3月2日の検査で採取された検体から、筋肉増強効果のある禁止物質が検出されたと発表。「意図的ではなかった」と主張していた。今夏のジャカルタ・アジア大会への派遣も取り消され、8月下旬に国際水連の公聴会に出席。原則4年の資格停止の軽減を求めたが、受け入れられなかった。