1日の東京株式市場は、日経平均株価が3営業日ぶりに値下がりした。終値は前日終値より232円81銭(1・06%)安い2万1687円65銭。東京証券取引所第1部全体の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)は14・07ポイント(0・85%)低い1632・05。出来高は17億8千万株。
日経平均は14円安で取引を開始。その後、前日までの2日間で約770円値上がりした反動で、利益を確定しようとする売りが多く出た。NTTドコモが携帯料金の値下げ方針を打ち出したことで、携帯会社の業績への懸念が広がり、同社やKDDI、ソフトバンクグループの株価が急落、日経平均は下げ幅を広げた。
SMBC日興証券の太田千尋氏は「売り買いが交錯していたが、携帯3社の株価急落が全体を押し下げた」と話した。(大和田武士)