スルガ銀行(静岡県沼津市)が14日発表した2018年9月中間決算は、純損失が985億円の大幅な赤字となった。18年3月期は52億円の純利益だったが赤字に転落した。シェアハウス融資の不正問題で多額の貸し倒れ引当金を計上して損失がかさんだ。実質与信費用(単体)は前年同期の32億円から、1196億円に急増した。19年3月期の業績見通しは975億円の純損失の見込み。
大幅な赤字決算に伴い、自己資本比率(単体)は8・65%と、前年同期の12・7%から4・05%低下。期末の預金残高は3兆4159億円と、3月末より6737億円減少した。