(1日、サッカーJ1・磐田1―2川崎)
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試合後の監督会見に磐田の名波監督が姿を見せたのは、開始予定時刻を20分ほど過ぎてからだった。試合終了間際でのオウンゴールで、J1残留圏からJ2とのプレーオフへ転落。「残酷な結果を受け止めるのに必死で……」。指揮官の顔に、生気は無かった。
後半33分に大久保のゴールで先取点。そこから守備的な選手を投入し、逃げ切りをはかったのが、裏目に出た。交代後にベンチから見ていた大久保は「ズルズルと後ろに下がってしまった」。自陣深くまで川崎の侵入を許し、防戦一方に。リーグ2連覇を決めた王者の攻撃を、しのぎきれなかった。
プレーオフは1週間後。40歳の中村は「相手は希望に満ちあふれている。弱点をみつけ、チーム全員が仕事をまっとうしなければいけない」。試合後のロッカールームでは、動揺を隠せない選手が何人もいたという。気持ちの立て直しが、J1残留には欠かせない。(清水寿之)
●山田(磐) 「去年までのルールなら自動降格の順位。もう1試合戦えるということをポジティブに考えたい」
○奈良(川) DFが最終戦で今季初ゴール。CKを頭で決め、「今年1年、あそこに走り続けてきて、最後の最後にいい球が来た」。