14日の東京株式市場では日経平均株価が3営業日ぶりに大幅下落した。終値は前日より441円36銭(2・02%)安い2万1374円83銭。東京証券取引所第1部全体の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)は24・49ポイント(1・51%)低い1592・16。出来高は18億7千万株。
米中貿易摩擦への懸念がくすぶるなか、中国の工業生産高が市場予想を下回り、中国経済の減速不安が出た。機械や電機を中心に幅広い銘柄が売られた。
日本銀行の12月の全国企業短期経済観測調査(短観)は、大企業・製造業の業況判断指数(DI)は横ばいで、市場への影響は限定的だった。
SMBC日興証券の太田千尋氏は「しばらくは中国経済の推移を見極める相場展開が続く」と話した。(大和田武士)