米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設工事が進む名護市辺野古の海に、ついに土砂が投入された。元名護市長の2人に聞いた。
政府、辺野古沿岸部へ土砂投入を開始 移設反対押し切る
東京の右翼「辺野古の土砂止めたい」 沖縄に一人で立つ
本土との溝、基地問題の行方は…沖縄はいま
「政府は暴走する無人のダンプカー」
「沖縄に『もう引き返せない』という空気を作りたいのだろうが、あまりに乱暴だ。移設工事が進んでいると見せるための、国民と米国に向けたパフォーマンスでしかない」。政府が辺野古の海への土砂投入に踏み切ったことについて、今年2月まで沖縄県名護市長を務めた稲嶺進さん(73)は語気を強める。
2期8年の在任中、米軍普天間…