京都を代表する花街(かがい)・祇園のお座敷。ある夜、和食や日本酒に舌鼓を打ち、華やかな舞妓(まいこ)の芸を味わっていたのはアメリカ人夫妻だった。 花街のごひいきはインバウンド 1泊100万円の宿坊も 訪日客ニーズに異変あり かつて「爆買い」今は? お座敷遊びでは定番の「金毘羅船々(こんぴらふねふね)」も楽しんだ。「一見(いちげん)さんお断り」の伝統が残る花街に、富裕層のインバウンド(訪日外国人客)が迎え入れられている。2人はあるサービスを利用してお座敷にたどり着いた。 888年に創建され、退位した天皇らが住職を務めた世界遺産の仁和寺(にんなじ)。今春から外国人観光客向けの宿泊業を始めた。 値段はなんと、1泊100万円。宿坊に泊まるだけでなく、時代劇で出てくるような大広間がある「御殿」を一晩貸し切りにできる。最初に泊まったのは「世界的な著名人」。各国から問い合わせが相次いでいる。 簡単に訪れることができない「特別な場所」で「特別な時間」を過ごす。京都に押し寄せる外国人富裕層の間でいま、観光のあり方に変化が生まれている。「京都インバウンド」の最新事情を追う。 ◇ 「京都インバウンド」は朝日放送テレビ(大阪)とのコラボ企画です。14日夕方の関西圏のニュース番組「キャスト」で実録VTRを放送予定です。朝日新聞デジタルでも後日、まとめ記事を配信します。 |
押し寄せるインバウンド 京都の花街でいま
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