茶道三千家の一つ、裏千家の新年最初の茶会「初釜式」が7日、京都市上京区の今日庵(こんにちあん)で始まった。千宗室(そうしつ)家元が濃茶(こいちゃ)を練り、招待客をもてなした。
会場の「平成茶室 聴風(ちょうふう)の間」には、柳の枝を輪にした「結柳(むすびやなぎ)」や掛け軸が飾られた。この日の第1席には表千家の千宗左(そうさ)家元、武者小路千家の千宗守(そうしゅ)家元をはじめ、西脇隆俊・京都府知事、門川大作・京都市長ら招待客約40人が集まった。招待客らは和やかな雰囲気の中、新春の一服を楽しんだ。
12日までの6日間に政財界や寺社、学術関係者ら約2200人が招かれる。(大村治郎)