仏東部ストラスブールのクリスマス市会場付近で10人以上が死傷した銃乱射事件で、逃走していた地元出身のシェリフ・シェカット容疑者(29)が13日夜(日本時間14日未明)、ストラスブール近郊で治安当局によって射殺された。
一方、過激派組織「イスラム国」(IS)は13日夜、容疑者は「ISの戦士だ」とする犯行声明を、系列のアマク通信を通じて出した。仏政府は現時点で、事件とISの関係は明らかにしていない。
カスタネール内相によると、容疑者は乱射現場から約2キロ離れた住宅地を歩いているところを警察官に呼び止められ、銃撃戦になって射殺された。現場は容疑者が銃乱射後にタクシーに乗って逃走し、下車した場所のすぐ近くだった。下車時にも治安当局と銃撃戦になったが、容疑者はさらに逃走。その後2日間、当局は足取りをつかめていなかった。仏メディアによると、逃げ込んでいた現場は容疑者が幼少時に育った地区という。
銃乱射事件は11日夜に発生。…