クラブ世界一を決めるクラブワールドカップ(W杯)の決勝が22日(日本時間23日午前1時30分)、アラブ首長国連邦・アブダビであり、欧州王者のレアル・マドリード(スペイン)が4―1で開催国枠出場のアルアイン(アラブ首長国連邦=UAE)を下した。レアル・マドリードは大会史上初となる3連覇で、前回大会で記録した2連覇を更新した。
鹿島完敗、南米王者にも遊ばれた サッカー・クラブW杯
レアル・マドリードは前半14分、FWベンゼマの落とした球を、国際サッカー連盟の2017~18年シーズン最優秀選手に選ばれたクロアチア代表MFモドリッチがペナルティーエリア手前から華麗に決めて先制した。後半15分にはCKからのこぼれ球をMFリョレンテが豪快に蹴り込んだ。同34分にはCKにDFセルヒオラモスが頭で合わせて3点目を挙げた。後半の追加時間にもだめ押しした。
アルアインは後半41分のセットプレーの際、「元Jリーガーコンビ」で1点を返すのがやっとだった。元J1鹿島のMFカイオのFKに、元J1広島のDF塩谷が頭で合わせた。
決勝戦の前に行われた3位決定戦では、アジア王者のJ1鹿島が0―4で南米王者のリバープレート(アルゼンチン)に敗れた。(アブダビ)
塩谷が一矢
アルアインは「元Jリーガーコンビ」で一矢報いた。後半41分のFKで元J1鹿島のカイオが右足で蹴ったボールに、元J1広島のDF塩谷が頭で合わせて、1点をかえした。塩谷は「とんだコースが良かった。ゴールはまぐれです。90分間、全く何もできなかった。手応えはないです」と完敗を認めた。