フランスで政府が燃料税の引き上げ方針を示したことをきっかけに全土に広がったジレジョーヌ(黄色いベスト)の毎週土曜のデモが、7週目となる29日も各地で行われた。SNS上では運動が来年も続くことを示そうと、31日夜にもデモが呼びかけられている。
ジレジョーヌやまず 仏政権、支持率も求心力も低下
11月17日に始まった毎週土曜のデモは、当初29万人が参加したのに比べ、12月22日は4万人弱と縮小傾向にあるが、地方の交差点を中心になお、日常的な座り込み活動が続く。
パリから約150キロ離れた仏中部バンドームでは28日、80人ほどが交差点脇の空き地に集まり、「マクロン(大統領)、辞任を」「税にストップ」などの旗を掲げていた。2日前まで拠点にしていた別の交差点は、警察に促されて撤退した。
タクシー運転手のリュドビク・…