フランスで政府が燃料税の引き上げ方針を示したことをきっかけに全土に広がったジレジョーヌ(黄色いベスト)運動をめぐり、フィリップ首相は7日のテレビ番組で、デモに乗じた破壊行為を防ぐためとして、届け出のないデモへの罰則を強化する考えを示した。
首相は「破壊行為は容認できない」として罰則強化の必要性を強調。当局が「暴徒」と認定した市民にはデモ参加を禁じる考えも示し、規制強化法案を来月初めにも国会に提出することを明らかにした。
いまも事前の届け出がないデモは、代表者に禁錮6カ月と7500ユーロ(約90万円)の罰金を科す法律があるが、無届けでも黙認されるケースがあった。
昨年11月17日に始まった毎…