ラグビーの全国大学選手権で12日、22季ぶりの優勝を果たした明大を、世界選抜にも選ばれたレジェンドOB、吉田義人氏が祝福した。そして、明大ラグビーの象徴、故・北島忠治氏に思いをはせた。
明治大が22季ぶり優勝 天理下す 全国大学ラグビー
ラグビーワールドカップ2019
吉田氏はこの日、東京・秩父宮ラグビー場に駆けつけ、母校の戦いを見守った。「今日は防御がよかった。ひたむきで、前に出ていた」と後輩たちをねぎらった。
「前へ」の精神でラグビー部を67年間率いた北島忠治氏が亡くなったのは1996年。吉田氏は北島氏から薫陶を受けており、「天国の北島先生も喜んでくれていると思う」と話した。
吉田氏は現役時代に快足WTBとして活躍。大型FBの今泉清氏らを擁したライバル早大としのぎを削り、当時の大学ラグビーブームの中心にいた。
90年度には、明大主将として大学日本一に。日本代表としてワールドカップでトライを挙げ、世界選抜にも選ばれている。