今春闘について労使が意見交換する経団連の「労使フォーラム」が28日、東京・大手町で始まった。中西宏明会長は、政府から要請を受けて賃上げする「官製春闘」との見方を批判した。ベースアップは各社の選択肢の一つと位置づけている。一方の連合は、ベアと定期昇給をあわせて4%程度の賃上げを求めている。
フォーラムは2日間。今春闘をめぐり、経団連や連合、産業別の労組団体が方針を説明する。中西会長と連合の神津里季生会長は、フォーラム後の2月5日に会談し今春闘が本格化する。
賃上げについて中西会長は「多様な方法による年収ベースの引き上げを」と述べ、賞与や手当の増額を含める形での検討を求めた。
中西会長は賃上げそのものの必…