29日午後5時13分ごろ、鹿児島県屋久島町の口永良部(くちのえらぶ)島の新岳(しんだけ)が噴火した。福岡管区気象台によると、火口から南西側へ火砕流が600メートル流れ、噴煙の高さは約4千メートルに達した。噴火警戒レベルは3(入山規制)を維持している。
噴火は午後7時15分に停止。大きな噴石の飛散は確認されていないという。
噴火は20日以来。17日には噴石が最大約1・8キロ飛び、火砕流が北西側に約1・9キロ流れる大きな噴火が発生している。
気象台は新岳火口からおおむね2キロの範囲では噴石や火砕流への警戒を続けるよう呼びかけている。