節分から一夜明けた4日午前、神奈川県相模原市の食品リサイクル会社「日本フードエコロジーセンター」には、キュウリや酢飯、卵焼きなど恵方巻きとみられる食材が運び込まれた。
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同社には、食品製造工場から直接、余った食材が持ち込まれることが多い。一般的に、工場は注文に対して不足することがないよう、多めに食材を確保して製造しているという。
同社の高橋巧一社長(52)は「今年の製造段階での1社当たりの廃棄は、昨年より減ったように感じる。近年は、恵方巻きの廃棄に関する報道やSNSの発信が相次ぎ、抑制の努力をしているのではないか」と話した。
同社で処理された廃棄食品は、豚の飼料となる。高橋社長は、「リサイクルされる恵方巻きは、廃棄されるもののごく一部ではないか。多くは自治体の焼却炉などで市民の税金で処分されているのだろう」と話す。(荻原千明)