「AUQA」……あれ?「AQUA」(アクア)じゃないの?
ロート製薬が13日に発売する日焼け止めクリームのパッケージが変だ。文字が左右逆さまで読みにくい。その狙いは――。
商品名は「スキンアクア トーンアップUVエッセンス」。昨年2月に売り出した商品の限定パッケージで、ディズニー映画「ふしぎの国のアリス」のデザインが描かれている。全国のドラッグストアの店頭に並ぶが数量限定で、なくなり次第販売を終えるという。80グラム入りで希望小売価格は税別1千円。
文字を左右反転させた狙いは、インスタグラムでの拡散だ。鏡に映してスマートフォンで自撮りすると、文字が読めるようになる。
この商品は以前から、光沢剤の配合により、肌がきれいに撮れるとアピールしてきた。商品を手にもって鏡越しに自撮りした写真の投稿も増えているため、鏡越し写真専用のパッケージをつくったという。
ただし、商品の成分や使い方を書いた、裏面は反転していないので、鏡に映さなくても普通に読める。(中村光)