生活雑貨店の「ロフト」は8日、10~30代の女性向けの化粧品に特化した小型店「コスメロフト」の展開を始めると発表した。バイヤーいち押しの国内外の新作や、独自商品を充実させて百貨店やドラッグストアとの差別化をはかり、おしゃれに関心の高い若い女性層を取り込みたい考えだ。
全国の主な都市の駅に近い場所に年10店ペースで出店し、5年で50店舗、年80億円の売上高をめざす。1号店は「コスメロフト表参道」として、今月19日にJR原宿駅近くの東急プラザに開く。営業面積150平方メートル余りで、7千アイテムを取り扱う。
ロフトは現在、120店近くを全国で展開する。化粧品だけでなく文具やバッグ、インテリアなど幅広い生活雑貨の取り扱いが売りだが、営業利益率は3%に届いていないという。コスメロフトは10%超の営業利益率をめざし、全体の利益率も底上げしたい考えだ。(佐藤亜季)