阪急、阪神両百貨店などを傘下に持つエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングが、本格的に海外事業に乗り出す。今秋、中国・浙江省に初の直営店として阪急百貨店を開く。台湾では年内に、現地のスーパーと共同で、パンの製造を始める。
鈴木篤社長は朝日新聞の取材で、「国内の人口は減っていく。次のステージではどこか海外へ行かないといけない」と述べた。
同社が拠点を置く大阪は、訪日客ブームに沸いている。阪急阪神百貨店では、海外からの買い物客の大半はアジアからで、リピーターも増えている。海外展開は、日本製品や日本食に親しみがある近隣国を視野に入れている。
阪急百貨店を開くのはタワーマ…