10月の消費増税を見据えて、外食・小売業界で価格表示を変更する動きが出てきた。軽減税率が導入されると、8%と10%の税率が混在して消費者の混乱をまねくおそれがある。分かりやすさを意識して価格表示を見直す動きが広がる。
外食業界では、8%の軽減税率が適用される持ち帰りのメニューと、税率が10%になる店内飲食のメニューで、税込み価格が変わる。税込み価格だけを表記してきた牛丼チェーンの吉野家は7日、税抜き価格と税込み価格を併記する方式に切り替えた。持ち帰りと店内飲食で支払う金額が変わるため、税抜き価格も表示した方が客が選びやすいと判断した。
現在は持ち帰りが来店客の約3…