総合スーパーのユニー(名古屋市)は、インターネットで注文を受けた商品を顧客へ届けるネットスーパー事業から撤退することを決めた。今年8月末までにサービスを終了する。
ユニーの「アピタネットスーパー」は、店頭に並ぶ生鮮食品や日用品などをネット上で注文を受け、顧客の自宅まで当日届けるサービス。2007年に始め、国内の41店舗で展開。約16万人の会員がいるが、近年は競争が激化していた。会員には3日、事業終了を知らせたという。
ユニーは今年、ディスカウントストア「ドン・キホーテ」を手がける「パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス」の完全子会社になった。配送コストのかさむネットスーパー事業から撤退し、店舗運営に注力。店舗の競争力を高める方針だ。