松坂屋名古屋店の2019年2月期は、売上高が前年比1・3%増の1191億円で、4年ぶりの増収だった。訪日外国人客の取り込みが奏功し、全体の入店客数は前年より2・9%多い1924万人だった。
免税品の売上高は48・7%増の35億円で、大丸松坂屋百貨店の全店で最大の伸び率となった。化粧品などが好調だったという。中国で普及している電子決済サービスを導入したほか、免税カウンターも拡大したことが外国人客に受けた。20年2月期の売上高は、外商強化などによって実質2・0%増の1203億円を見込む。
一方、親会社Jフロントリテイリングの19年2月期決算(国際会計基準)は売上高が前年比2・1%減の4598億円、営業利益は17・5%減の408億円。純利益は4・0%減の273億円だった。