12日の東京株式市場では日経平均株価が2営業日連続で上昇し、上げ幅は一時400円を超えた。終値は前日終値より378円60銭(1・79%)高い2万1503円69銭。東証1部全体の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)は24・04ポイント(1・52%)高い1605・48で、ともに2営業日連続の上昇。出来高は12億3千万株。
1月の米国の小売り売上高が市場予想を上回り、前日の米国株価が大幅に上昇した流れを引き継いだ。英国の欧州連合(EU)からの「合意なき離脱」が当面回避されるとの観測も株高を後押しした。SMBC日興証券の太田千尋氏は「投資家心理が改善されたが、英国情勢は不確実さが残る」という。(大和田武士)