英国の欧州連合(EU)からの離脱をめぐり、今後の手続きに関する採決が25日夜(日本時間26日朝)、英議会下院であった。メイ首相が可決をめざす離脱協定案の代替策を探る採決を27日に実施するよう求める超党派の動議が賛成329、反対302の賛成多数で可決された。
代替策を探る採決は、議会で2度否決された協定案に代わり、どんな選択肢なら議会の支持を得られるのか、支持動向を探るもの。英国がEUの関税同盟に残るなどEUと緊密な関係を保つ形での離脱や、2度目の国民投票の実施など、さまざまな方法が採決にかけられる見通しだ。
仮に議会の過半数が支持する選択肢があれば、離脱の今後の方向性を模索する上での指標となり、行き詰まった議論の打開につながる可能性があるとされる。
ただ、採決結果はメイ政権の政…