(31日、J1 松本山雅0―2川崎)
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開幕から4試合勝ち無し。川崎に流れる重苦しい空気を、FW知念が打ち破ったのは前半44分だった。左からの低いクロスに頭から飛び込み、ゴールネットを揺らした。「ダイビングヘッドは得意。練習通りのかたちが出せた」と自身の今季初得点を喜んだ。
愛知学院大から入団3年目の24歳は、2017年J1得点王の小林らとの競争に勝ち、3試合連続のフル出場。技巧派ぞろいのチームにあって、体を張って味方が攻め上がる時間をつくったり、がむしゃらに得点を狙ったりと泥臭いプレーが光る。この日は両チーム最多のシュート5本を放ち、鬼木監督は「相手にとって脅威だったと思う」とたたえた。
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反町監督(松) 昨季のJ2王者が、J1王者に完敗。「川崎が、飛行機で言うところのエグゼクティブシートならば、我々はエコノミー。勝つのは大変、というのが正直なところ」