創設70周年を迎えた北大西洋条約機構(NATO)は4日、ワシントンでの外相理事会で、軍事的な拡張を進めるロシアに対抗するため、黒海沿岸の非加盟国ウクライナやジョージア(グルジア)と、海軍の訓練や情報共有といった軍事協力を強めることを確認した。
ロシア国境警備隊は昨年11月、ウクライナ艦船3隻に発砲、拿捕(だほ)している。
NATOは声明で「より攻撃的なロシア」を安全保障課題として記した。ストルテンベルグ事務総長は4日の会見で「今もNATOの艦船が黒海を警戒し、ウクライナやジョージアの艦船と演習を行っている。NATOは黒海でプレゼンスを増やし、両国との協力を強化する」と語った。
一方、ポンペオ米国務長官は4…