日本マイクロソフトは22日、今年8月の1カ月間は金曜日をすべて休業し、「週休3日」にすると発表した。有給休暇とは別の「特別有給休暇」とし、全オフィスを閉める。
休暇中の家族旅行や自己啓発、ボランティア活動向けに会社がプログラムを用意したり、費用を最大10万円補助したりする。平野拓也社長は記者会見で「短い時間で働き、よく休み、よく学ぶということが大切。仕事をするのが4日になるので、同じ仕事の仕方をしていてはアウトプット(成果)が出なくなる。違う仕事のやり方、考え方を誘発したい」と話した。
マイクロソフトは来年8月も同様の取り組みをする予定だ。今後、新たに週休3日制度を導入するのが目的ではなく、試験的に運用したうえで効果を測るという。
平野氏は「私にとっても勤務時間が少なくなることはチャレンジ。いつもは15分刻みで予定がつまっているが、期間中は会議を細切れに詰めるのではなく、集中して考える時間をしっかり持つことを心がけたい」と語った。(栗林史子)