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原子力学ぶリケ女の家庭内不和と、聞く耳持たぬ人たち

作者:佚名  来源:本站原创   更新:2019-5-15 10:44:45  点击:  切换到繁體中文

 

経世彩民 大月規義の目


福井市に住む大学4年生、中武真穂さん(21)は10連休を前に気が重かった。法事のため、兵庫県の実家に帰省する。そこで、父方の祖母と顔を合わせなければならない。


「また、おんなじことを聞かれ、おんなじことを言わなくちゃいけないのかあ」


コンビニ店主の裁量、担保されていても…縛られる理由は


経済という言葉の語源「経世済民」には「世をおさめ、民をすくう」という意味があります。新コラム「経世彩民」では、記者が日々の取材を経て思うこと、伝えたいことを色とりどりの視点でつづっていきます。原則、毎週火曜朝に配信します。


中武さんは福井工業大学で原子力工学を専攻している。受験のときから祖母は猛反対だった。「女の子なんだから大学にいかんでいいし、まして原子力なんて」。両親にもあたった。「親の育て方が悪いからやないか」


この正月に中武さんが帰省したときも、「(原発は)危なくないの?」と聞かれた。母方の祖母からも「エネルギーなら火力でいいんじゃないの」と言われた。孫を哀れみ、かつては涙ぐまれることもあった。


「科学的じゃないので説明できない」


いつも同じ質問に、中武さんの口調は強くなる。


「どういう視点から危ないというの? 確率? 安心か安心じゃないかというのは科学じゃないので、私には説明できません」。そして険悪な空気のまま、福井に戻る。


進学のきっかけは兵庫県立太子…



 

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