フランス中部リヨンで起きた爆発で13人が負傷した事件で、フランス警察は27日、事件に関与した疑いで容疑者4人を逮捕した。AFP通信によると、容疑者は24歳のアルジェリア国籍の学生の男とその両親、さらに別のアルジェリア国籍の学生という。警察は男の姉妹からも事情を聞いている。
AFP通信によると、捜査関係筋は、事件で使われた爆発物が2015年のパリ同時多発テロ事件でも使われた高性能爆薬「過酸化アセトン(TATP)」だった疑いがあるとみている。
事件は今月24日、リヨン中心部のパン屋の前で起き、13人が負傷したが、いずれも命に別条はなかった。警察は、爆発の際に現場付近をリュックを背負って自転車で走っていた男の写真を公開し、行方を追っていた。