第101回全国高校野球選手権大会(日本高校野球連盟、朝日新聞社主催)の地方大会で、南北海道大会は22日、函館、室蘭両地区の地区大会が開幕した。室蘭地区は北海道苫小牧市のとましんスタジアムで、降りしきる雨の中、開会式があった。予定していた2試合は雨で順延となった。
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昨年9月の北海道胆振東部地震で被害に遭ったむかわ町にある鵡川(むかわ)の選手たちもグラウンドに整列した。内海陸主将は「震災後、たくさんの人に支えてもらった。野球の力で町を元気付けられるように、精いっぱい頑張りたい」と話した。
選手宣誓をした苫小牧中央の中村海斗主将は「令和という新しい時代の幕開けと同時に、新しい一歩を刻む第101回大会を迎えられることに感謝の気持ちでいっぱいです」と述べた。
函館地区では開会式の後、予定通り試合が始まった。(遠藤美波)
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沖縄の開会式は、沖縄セルラースタジアム那覇で開かれ、64校が入場。南部農林の主将、大城優一朗捕手が「私たち3年生にとって集大成の夏。全力で白球を追いかけ、夢を諦めず、戦い抜くことを誓います」と選手宣誓した。だが雨のため、この日に予定されていた6試合すべてが順延となった。
日程が順調に進めば、7月19日に北北海道で最初の代表が決定。7月末に代表が出そろい、全国大会は8月6日から16日間(休養日を含む)、阪神甲子園球場で開催される。