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混戦予想の茨城大会「非常に戦国時代」 夏の王者は?

作者:佚名  来源:本站原创   更新:2019-7-5 17:44:32  点击:  切换到繁體中文

 

100校93チームが参加する第101回全国高校野球選手権茨城大会が6日、開幕する。県高校野球連盟の榎戸努専務理事の司会で、大会の展望、四つのブロックの見どころや各校の注目の選手について、連盟役員に語ってもらった。(構成・小島弘之、佐野楓)


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座談会の出席者


榎戸努・専務理事(連盟事務局)


松田貴・審判部長 (高萩清松)


佐藤泰之・総務部長 (日立一)


長沼正・会計部長 (真壁)


後藤賢・記録部長 (取手二)


海老沢芳雅・企画部長(常磐大)


Aブロック 霞ケ浦エース・鈴木投手に注目


後藤 関東大会に出場した藤代中心の展開になるだろう。中山君と藤井君のバッテリーが軸。霞ケ浦も入っており、速球が持ち味の鈴木君、福浦君2人の継投で考えているのでは。そのほか、麻生の笹川君、土浦三の浜崎君、土浦湖北の大坪君と天野宮君など、力のある投手がいるため、ある程度計算できる試合ができるだろう。


長沼 水海道二の柴君は、独特なサイドスローで相手打線を苦しめるのではないか。


佐藤 部員数の少ない那珂湊と大子清流は、一生懸命なチーム。佐和は県大会にも出場しており、2年生エース黒田君の活躍次第で勝ち上がってくると期待している。


松田 水戸桜ノ牧とその分校である常北校(竜ケ崎南との連合チーム)との対戦に注目したい。


海老沢 水戸啓明は、元プロ野球選手の紀藤監督の采配に期待する。水戸葵陵の小橋君、定塚君の投球も非常に楽しみ。


榎戸 藤代、霞ケ浦、石岡一など、本県を代表する投手が多い。中でもナンバーワン投手はプロ注目の霞ケ浦鈴木君。そのほか、センバツで好投した石岡一の岩本君など、投手陣に注目したい。


Bブロック 土浦日大の3連覇なるか


長沼 古河三のエース金丸君は制球力がある。筑波はベテランの田嶋監督の采配に注目で、少人数ながら単独チームで参加してくれた。


佐藤 磯原郷英は力を付けてきている。高萩清松、小瀬、東海は少人数のチームだが活躍してほしい。佐竹・太田西山の連合チームは、佐竹の2、3年生が中心になってくる。


松田 鹿島学園は冬で伸び、実力をつけた。水城は安定した力を誇る。2年連続で甲子園に出場している土浦日大の勝ち上がり方にも注目したい。


海老沢 シード校の鹿島学園、水城に期待が集まっている。水城は投手の桜井君と樫村君を擁する。それを追う鹿島学園、波崎柳川に頑張ってほしい。


後藤 土浦日大はサイドスロー荒井君が投打の軸になるのでは。つくば国際は米崎君、牛久栄進は塙君の両投手が中心となって試合を展開するだろう。


榎戸 鹿島学園と水城は春の県大会で対戦した。2校が勝ち上がってくると面白い。土浦日大は優勝候補でなくて2連覇した。3連覇の可能性も十分ある。


Cブロック 常総追う明秀日立は打線好調


佐藤 多賀と明秀日立に期待。日立商は3年生を中心に粘り強い力がある。科技日立は毎年隙のないチーム作り。人数不足が続く常陸大宮、茨城高専の健闘も祈りたい。


松田 常総学院は優勝候補筆頭と言っても過言ではない。常磐大と明秀日立がその後を追いかける展開となる。鉾田一と下館一の伝統校同士の戦いにも注目したい。


海老沢 シード校がクローズアップされがちだが、茨城の強肩の捕手宮坂君、多賀の変則投手渡辺君なども注意したい存在。


後藤 昨年の決勝先発投手塙君が故障から復帰し、常総は投手力の厚みが増した。東洋大牛久は左腕石上君が投打の軸。取手一は投手林君と、活発な打線がかみ合えば大きな脅威となる。


長沼 下妻二は左腕投手海老原君の調子が上向き。若い2年生野手陣が爆発すれば、シード校にも一泡吹かせられる。鬼怒商の左腕投手江原君にも期待。


榎戸 投手力が安定すれば、常総の破壊力はおそらく1番。打線好調な明秀日立も投手陣がやや不安定。Cブロックは打撃のチームが多く、投手力に不安がやや残る。


Dブロック 強打者多い水戸商、投手も安定


松田 春季県大会で常総学院に勝利した水戸商の選手たちがどれくらい自信をつけたか楽しみ。伝統校の太田一対土浦一戦の勝者が竜ケ崎一とぶつかる構図はオールドファンにはたまらない対戦。


海老沢 水戸商には強打者がそろい、投手小林君の投球も非常に安定しているため期待ができる。清真学園の生井沢君もクレバーな投球をする。


後藤 シード校と差がないチームが何校か入っている印象。県南地区では取手松陽の投手五十嵐君、打撃では石山君に期待。東風の投手佐賀君の140キロ近い速球にも注目したい。


長沼 春のベスト8つくば秀英は投手の吉田君と高橋君が完投能力を備えてきた。4番大石君も急成長したことが原動力になったか。下妻一の投手加藤君は県西地区1番の球速の持ち主。下館工は右サイドスローの佐藤君に、打撃が好調。


佐藤 海洋は部員数がやっと9人そろうチームだが頑張っている。勝田工は小沢監督の采配に期待。太田一、日立一、日立北は春の県大会にも出場している。それぞれの経験を活かして勝ち上がってもらいたい。


予想される混戦、優勝候補は?


榎戸 今年は100校、93チームが参加する。昨年は98チームが参加したが、今年は部員不足の影響で5チーム減少した。今回の抽選会の結果を見て、組み合わせはうまくばらけたのでは。


海老沢 シード校に関してはきれいに分かれたと思う。


後藤 県南地区の高校がAブロックに多く入った。C、Dブロックには少ないように見受けられる。


長沼 県西地区の4校連合が同地区の古河二と初戦でぶつかる。県西地区でも春に活躍したチームがC、Dブロックに寄っていて、早い段階でぶつかりそう。どう転ぶかに注目したい。


松田 力のあるチームが均等に分かれた印象。各ブロックとも注目カードがあるので楽しみな大会になる。


榎戸 今年の傾向は、投手陣の良いチームは比較的打線が弱く、打線の良いチームは投手力が弱い。バランスが良くないため、混戦が予想される。ずばりこういう展開になる、優勝候補など、皆さんの予想は。


海老沢 A、Bブロックでは昨秋、今春と安定している第一シード藤代は絡んでくると思う。もう1校は、投手力が飛び抜けている霞ケ浦。どちらかが間違いなくベスト4まで上がってくる気がする。Cブロックの常総学院は質と量ともに力がある。


後藤 シード校がやはり中心になる。A、Bブロックは、藤代、霞ケ浦、石岡一、水城、土浦日大。C、Dブロックは、常総学院、常磐大、明秀日立、水戸商あたりが上がってくると思う。


長沼 例年通りシード校中心になるのは間違いない。春の県大会ではワンプレーで左右される試合が多かった。シード校中心ではあるが、波に乗ったチームが勢いに任せて甲子園までいくという展開もあり得る。


佐藤 希望を言えば、A、Bブロックのシード校と明秀日立が決勝であたってほしい。(春の甲子園出場の)石岡一にも頑張ってもらいたい。


松田 昨秋、今春と2季連続で関東大会に行った藤代、実力のある優勝候補筆頭の常総学院。それ以外、水戸地区で言えば、水城、常磐大、鹿島学園の私立3校に期待する。県南地区で言えば実力のある霞ケ浦、石岡一、そして土浦日大あたりがどんな戦いぶりをするか注目している。


榎戸 シード校が中心になって展開されるとは思うが、少し気がかりなのは、茨城県の上位に行くチームは最近ミスが多い。小さなミスが命取りになっているように感じる。非常に戦国時代でなかなか読めないが、A、Bブロックは投手力のあるチーム、C、Dブロックは打線の良いチームが勝ち上がってくると思う。



 

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