(13日、高校野球茨城大会 水戸葵陵8―7水戸一)
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一塁ランナーコーチとしてグラウンドに立った水戸一の三浦健太郎君(3年)は、白球を追うかたわらで、野球部の新聞「勝負誌(しょうぶし)」を作っている。
きっかけは1年生の10月。けがで練習ができなかった期間に、聞き上手な性格を買われ、監督から勧められた。その冬に創刊号を発行して以降、大会前やオフシーズンに監督や部員に取材するなどして編集した新聞を周囲の人々に配り続けてきた。
最新号は、竹内達郎監督にとっての夏を取材し、1回戦前日に発行。「夏は自分たちがやってきたことが思いきり出せる大舞台。感情がつまっている」という言葉を紹介した。
この日、三浦君は試合に出ることはできなかったが、「今日見た景色は新聞に書いたとおりで、色々な感情が見えた試合でした」と話した。(佐野楓)