中国民用航空局が今月10日に開いた記者会見で、同局の報道官を務める航空安全弁公室の熊傑主任が、国際旅客便の調整に関して発表した。熊主任によると、同局は今月4日に「国際旅客便の調整に関する通知」を発表し、リスクがコントロールされ、受け入れ保障能力を備えていることを前提に、条件を満たす国とのフライトを適宜増加させる計画だ。条件は以下の通りとなっている。(1)これまで中国に流入した新型コロナウイルス感染患者が比較的少なく、中国と経済・貿易の往来が密接な国。(2)滞在する中国公民が多く、帰国ニーズが大きい国。(3)ウイルス対策措置が行き届き、ウイルス流入リスクを有効に引き下げることが可能な国。(4)中国国内外において操業・生産再開のニーズがあり、中国と「ファストトラック」を開設している国。
熊主任は、「現時点で、当局は関連の国と国際旅客便の調整を巡って交渉を行っている。業務の進展状況からして、関連の国との旅客便は近く適宜増加するだろう。今後は、感染防止対策を講じて安全が守られることを前提に、一部の国際旅客便のフライトを秩序立てて再開し、中国人留学生や海外の華人華僑の帰国ニーズをさらに満たし、各国の操業・生産再開、連携強化、産業チェーン、サプライチェーンの安定などのために積極的な取り組みを行う」とした。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年6月11日