3月27日、江西省贛州市会昌県の月亮湾新区にある新エネ車充電スタンドで、充電作業をするスタッフ。(撮影・朱海鵬。写真提供は人民図片)
「旅行に出かける前に(高速充電サービスサイトの)『e充電』アプリで経由ルートにあるすべての電気自動車(EV)の充電ポールを検索し、ルート沿線のどこでも充電には基本的に困らないことがわかり、エコ移動の『走行可能距離の不安』から解消された」。浙江省麗水市に住む張慧敏さんはこのほど、新エネルギー自動車を運転して、300キロメートルほど離れた同省嘉興市の烏鎮へドライブ旅行をした。道々での充電体験は非常に満足できるものだったという。
新エネ車の充電ポール建設は新インフラ整備の重要な内容の1つとして、ますます多くの新エネ車オーナーに便利さを提供するとともに、スマート交通網の構築に向けてエコな原動力を提供している。嘉興ではスマート交通、スマートエネルギーを代表とする「新インフラ整備」が科学技術のポテンシャルを産業のエネルギーへ転化させつつあり、地域のイノベーション発展とモデル転換・バージョンアップを力強く支えている。
2019年に、中国の新エネ車生産販売量は120万台を超え、世界トップの座をキープし、新エネ車産業のスケールメリットも顕在化して、発展に向けた環境がますます好転した。今年4月16日には、国網浙江省電力有限公司が2020年の充電ポール建設新プランを発表し、2億5千万元(1元は約15.2円)を超える投資と82件の重点ポール建設新プロジェクトを計画した。公共交通、タクシー、オンライン配車など専用車の分野、団地の自家用車向け充電サービステストの分野をカバーし、充電ポールと電力網の協同運営を加速的に推進し、EV産業の急速で健全な発展にサービスを提供するものだ。