近畿学生野球リーグ3部の羽衣国際大(大阪府堺市)の監督に1日付で就任した元阪神の竹之内雅史氏(60)が17日の太成学院戦で初さい配を振るった。試合は延長十回、5-6で敗れ、初勝利はお預けとなったが、竹之内監督は「プロも学生も、教えることは同じ。若い選手は目に見えてよくなっていくのが分かるから、これからが楽しみだ」と話した。
今年2月、日本学生野球憲章が「退団後2年以上経過した元プロの大学監督、特別コーチ就任を可能とする」と改定されたことを受け、羽衣国際大が昨年から臨時コーチを務めていた竹之内氏の監督就任を日本学生野球協会に申請していた。
竹之内氏は68年に西鉄に入団。79~82年の阪神時代を含め実働15年で通算216本塁打を記録した。通算166死球は歴代2位。引退後は阪神、ダイエーなどでコーチ、97年から2年間は横浜の2軍監督を務めた。
試合後、竹之内監督は「守備を鍛えて、2部、1部を目指したい」と抱負を語った。【平本泰章】