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プール事故:営業中、現場責任者不在も 元監視員が証言

事故のあったふじみ野市営プールで、営業時間中、監視員資格のある管理請負会社の社員が不在のまま、アルバイトだけで監視業務を行うことがあったと、元監視員(24)が証言した。市は契約で有資格者の常駐を求めており、契約違反の可能性があるとみている。

 プール管理は、市から委託された太陽管財(さいたま市)から、京明プランニング(同市)が孫請け。同社は日本プールアメニティ施設協会の定める「プール衛生管理者」資格を持つ社員を現場責任者にしていたと説明している。

 ところが、昨年まで監視員だった男性によると、現場責任者は一時不在になる日が週2、3回あり、「長い時は3~4時間空けることもあった」と説している。

 ふじみ野市や、市の合併前に管理していた旧大井町はこの事態を把握しておらず、池本敏雄・市教育次長は「報告は受けていない。そんな状態があったとすれば契約違反だ」と話している。

 同社のアルバイトは講習などを受けていなかったことが分かっており、今回の事故で吸水口のふたの脱落がみつかった際も、アルバイトは危険防止措置を取る前に現場責任者に指示を仰いでいた。【浅野翔太郎、高本耕太】

毎日新聞 2006年8月4日

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