埼玉県ふじみ野市の市営プールで小学2年の女児(7)が死亡した事故を受けて、国土交通省は9日、全国の都市公園内に設置されているプール1856カ所の吸排水口のふたや吸い込み防止金具の設置状況の調査を開始した。都道府県など自治体を通じて11日までに回答を集める。監視員の安全教育や管理業務の委託実態については改めて調査する。
調査は、プール内の吸排水口の数▽吸排水口のふたや吸い込み防止金具の固定方法▽改善策の有無や、使用中止にしたプール数--など。国交省の基準では、都市公園のプールは吸排水口のふたは二重にするか、固定方法を工夫して外れにくくするよう求めている。
文部科学省が学校や公営プールを対象にした調査では吸排水口のふたが固定されていないなどの不備が1900カ所見つかっている。【種市房子】
毎日新聞 2006年8月9日